夜に酔う

最近、夜になると、「あの世」を強く感じるようになった。
夜というのは昔から、霊界や幽界、あの世に繋がりやすい時間として認知されていると思うが、個人的にその感覚が年々濃くなってきている。

「魔が刺す」なる言葉があるが、夜に漂う瘴気のようなものは、まさに「魔」を誘発する。
特に満月の夜などは、更にそれに拍車がかかる。

月に当てられるとでも言おうか。
煌々と輝く月の光は、どういうわけか、人の影の部分を引き出す。
心の闇や欲望を増長する働きがあって、長く浸かれば自分を見失いかねない。
狼男のように月に魅せられ、酩酊してしまうのだ。

今の世界は、この世とあの世の境が薄くなってきるのだと思う。
それには色々な意味があるのだけど、長くなるのでその話はまた今度。
だがとにかく、薄くなった境界線の影響で、夜に訪れる「あの世」的な濃度が強いのだ。

そういった事もあり、ここのところは、夜にはあまり出歩かないようにしている。
たまにはいいけど、ほどほどにしないと、夜の世界に誘われてしまうだろう。