酒を飲む理由

日常的にそこそこ酒を飲む。
そして、なぜを酒を飲むのだろうと自問自答する。

酒が美味しいから飲むのだろうか。
それもある。
だけど、アルコールじゃなくても美味しい飲み物はある。

ビールが飲みたいと思っていた時に、炭酸水を飲んだことがある。
そしたら、「なんだ、炭酸が飲みたかっただけだったか」と気づいた。

そうして、色々考えた末に一応自分なりの結論は出た。
詰まるところ、「感覚を鈍化」させたいようだ。

自分は、いわゆるHSP的な気質が強いようで、昔から細かいことに敏感である。
雑踏の中にいると、音の洪水に疲れ果てたりするので、都会を歩くのは結構カロリーを使う。
日常の些細なこと、人の話し方だったり、トーンだったりも過敏にとらえてしまう。

そんなことがあるので、割と生きているだけで、常に何かを消耗している。
そこにきて、酒は、その繊細すぎるセンサーを一時的に抑える手段となる。

お酒を飲んでいる時は、過剰な感覚を鈍化させることが出来る。
矛盾する表現だが、鈍化することで、ある意味、思考がクリアになる。
気の張り詰めが緩むことで、普段のリミッターを超えて出てくる感情が面白かったりする。
そのことが自分を酒に誘うのだ。

もちろん、酒ならではの美味しさも理由の一つではある。
日本酒なんかは、他の飲み物では代用できない。
それはそうなのだが、心の根底には、やはり、「鈍りたい」という欲求があるようだ。